ふと目に入って、深夜にもかかわらず「夏へのトンネル、さよならの出口」を見ました。
公式サイトはこちら:
特徴的なのが光の表現方法で、公式サイトのキービジュアルでも分かるように、リムライトでの細かなところの表現 (個人的には髪の表現がかなり好みでした) や、花火のリアルさ、「ウラシマトンネル」の中にある幻想的かつすこし面妖な世界の描写はとても惹かれます。
主人公である塔野カオルの声を当てている鈴鹿央士さんは俳優さんとのことで、最初は若干違和感を感じるところはあったものの、中盤以降は特に気にならなくなりました。
花城あんずの声を当てている方も俳優さんではあるものの、声優としての仕事も多くやっていたとのことで、こちらはぴったりはまっているように感じました。
ストーリーも割とわかりやすく、映画とかをよく見ている方ならわりと物語終盤くらいからは、主人公である塔野くんの行動は予想できてくるのではないでしょうか。
ただ、予想できてくるから退屈か、と言われるとそうでもなく、映画の時間は83分と若干短めではあるものの、最初から最後までしっかり集中して楽しめる作品でした。
(ちなみに、他の方のレビューを見たところ原作小説からかなり割愛していた部分があるようで、その状態で割とキレイに納まるのはすごいと思います。)
多少、気になるような所は見られるものの、"そういう展開" に慣れている方からすれば気にならない程度かな、とは思います。
わたしは物語が進んで行くにつれて、花城さんの表情がどんどん豊かになっていくのがかなり好みでした。